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無給油ブシュとベアリングの使い分けがイマイチわかりません。
2009/09/04 16:07
- 無給油ブシュとベアリングの使い分けについて調べてみました。
- 無給油ブシュとベアリングは、使用頻度によって使い分けるものです。
- 無給油ブシュとベアリングの違いや適用例について詳しく解説します。
無給油ブシュについて
無給油ブシュとベアリングの使い分けがイマイチ
わかりません。
使用頻度によって変えるものなのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
無給油ブシュ-ドライベアリング、ベアリング-ボールベアリング、
ニードルベアリング等と仮定してアドバイスさせていただきます。
私の場合、使い分けは、寸法的な要因によって決まる事が多いです。
無給油ブシュとベアリングを比較した場合、摩擦係数、製品寸法の安定性
などはベアリングの方が優れている事が多いです。したがって、可能であれば
ベアリングを使用します。
しかしながら、ベアリングの方が肉厚が厚くなるため、寸法的にベアリングを
使用できない箇所も多く存在します(小さなチェインリンクなど)。
その場合は、無給油ブシュを使用します。
加えて、ベアリングの方が高価な場合が多いので、過去の実績等で、
無給油ブシュで問題ない箇所は、無給油ブシュを使用します。
私の場合の大まかな使い分けはこんな所です。
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その他の回答 (5件中 1~5件目)
もうひとつ重要な点。組み付け性の問題、たとえばガソリンエンジンのクランクシャフトの受けは片方向からしか組み付け出来ませんからメタルすべり軸受けしか選択の余地がありません、
ちなみに質問者の言うベアリングとはボールベアリング、又はローラーベアリングのことだろ思いますが「ベアリング」は「軸受」け一般を指すはずですけど。
原理的に転がり軸受けは転動体の存在から遠心力の影響を受け最高回転数に制限を受けます。また点、あるいは線接触になるので耐加重に限度があります。
ちなみに一部のメーカーで転がりベアリングを採用した自動車用エンジンも製造されてますが特殊な例です。
小生が使い分けをする場合は、
? 組み込みスペース
大きい場合はベアリング、小さい場合は無給油ブシュ
? 回転軸の周速度
速い場合はベアリング、遅い場合は無給油ブシュ
です。
その他に、荷重やその関連の寿命等もありますが、?と?での判断が
大きい要因です。
特に、?を其々のカタログでみれば納得ができると考えます。
一般的な比較としては
摩擦:ベアリング<無給油ブッシュ
価格:ベアリング>無給油ブッシュ
取付精度:ベアリング>無給油ブッシュ
寿命:ベアリング>無給油ブッシュ
であり,価格上の要因が大きいように思います。
ベアリングは油、グリース潤滑を前提としてます。
?潤滑油、グリースの投入の出来ない ?内径、外形寸法でベアリングを使用できない ?油、グリースの耐熱性が保証できない条件の場合無給油軸受けを使用します。
だからといって、相当な高速回転では無給油軸受けは使用できません。
参考;パチンコに使用している軸受けは油含侵軸受けです。